フライヤーデザイン:都平 遊花
本多唯那&善養寺彩代
ーソプラノ・作曲 デュオリサイタルー
人はなぜ歌うのか?人類の歴史を太古の昔にまで遡り、その源泉を突き止めることは難しいことですが、諸説ささやかれる「歌」の起源が何であったにせよ、少なくともそれはヒトの肉体に刻まれた本能の、強い必然に突き動かされた結果に違いないと思っています。なぜなら、今私たちの中に確実に存在する”歌わずにはいられない”という衝動は、決して都市生活の余暇を穴埋めする装飾品ではなく、ヒトの声が言語を獲得するよりもずっと昔からあったであろう、精神と肉体の狭間で燃え滾る、何か根源的なマグマではないかという直感があるからです。
私たち、本多と善養寺は東京藝術大学の同期生として出会い、共に音楽活動を続けて参りましたが、いつしかそのような想いを共有するようになりました。そんな私たちが今最も身近に共鳴し共感するのが、幸運にも出会うことのできた幾つかの女性詩人たちの作品です。己の内なる呼び声をひたむきに「言葉」に現した、その彼女たちの心と身体の”詩(うた)”に、私たちなりの音を添えて、お届けいたします。
ー善養寺・本多
2024年 12月 6日 (金)
18:30 開場/19:00 開演
会場:サローネフォンタナ (https://salonefontana.jp)
チケット:一般 3,500円/学生 2,000円
購入・お問い合わせ先▶︎ [email protected]
【出演】
本多 唯那 ーソプラノ (https://lit.link/yuinahonda)
善養寺 彩代 ー 作曲・ピアノ
善養寺 惠介 (特別出演) ー 尺八 (公式HP ー http://zenyoji.jp)
【曲目】
《エミリー・ディキンソンによる12の詩》
エミリー・ディキンソン 詩/コープランド 作曲
《無言歌Ⅱー尺八とピアノのためのー》(新作初演)
善養寺 彩代 作曲
《わたしを束ねないで》(2023)
新川 和江 詩/善養寺 彩代 作曲
他
後援:東京藝術大学同声会